確かな製品クオリティで消費者の心を引き付け、幅広い世代から支持されるロート製薬様。そのこだわりの姿勢は製品作りだけではなく、デジタルマーケティングにおいても…。

今、メディアタイアップに求められているものとは何なのか？デジタルマーケティングのご担当者に、お話を伺うことが出来ました。

―今回は楽天WOMANでタイアップをご実施頂きありがとうございました！ぜひ、メディアタイアップをご出稿いただけた理由をお伺いしたいのですが、まずはタイアップ出稿の目的と利点を聞かせていただけないでしょうか？

今のお客様は、情報を上手く使い分けていらっしゃいます。中にはメーカーのWebサイトにまで来てくださるお客様もいらっしゃいますが、やはり興味があって見ているサイトの中で接する情報の方が、遥かに接触頻度は高いと思います。そこで、メディアタイアップを活用させてもらっています。

メディアには、同じ価値観のある人たちが集まっているので、それぞれの価値観に合った文脈で、第三者の視点から紹介していただけるのがいいですね。ユーザーの方々に一番喜んでもらえそうな切り口を見つけていただけるので、メーカーとしても商品に対する新たな発見があります。

―タイアップの場合、内容がキーになってくるかと思うのですが、こだわりなどありますか？

メディアタイアップは、第三者の視点で書いてもらえることに意味があります。なので、ユーザーに伝えて頂きたい商品ポイントなどはしっかりお伝えしますが、基本的にはメディアにお任せするようにしています。
どうしてもメーカーは中身のアピールをしたくなるので、おもしろくないコンテンツになってしまいがちです。どういう方々が見ていて、どういうものが引きが強いのかというのが分かっている、メディアの方にお任せしするのが最良だと信じています。
今回の楽天WOMANのタイアップでは、海外の方の画像を使って頂いたりと、元の製品とはまた違ったイメージで表現してもらいました。

―確かに今回の楽天WOMANのタイアップも「楽天のテイストで」とお任せいただけたので、プレッシャーはありましたが、やり甲斐がありました。様々なメディアでタイアップをご出稿されているかと思いますが、中でも楽天に期待して頂いたことを教えて下さい。

丁度接触したいターゲットがぎゅっと集まっている所が１つです。そういうメディアは、なかなかあるようでないので。楽天には沢山のメディアがあるので、様々な趣味思考、価値観をもつユーザーに当てられるのは良い点です。もうひとつは、楽天らしさです。楽天はECという長い歴史があって、メールの開封率が異様に高かったりなど、とても特徴的なメディアだと言う風に思っています。

―そういって頂けると嬉しいです！それでは、タイアップを実施頂いた後のお話も聞かせていただけますか？タイアップを振り返る際の指標をぜひ教えて頂きたいです。

目標PV等の数字ももちろんですが、質も知りたいです。質は測ることがなかなか難しいのですが、なるべくアンケートを付けるなど、ちゃんと読者さんが興味を持って読んでくださって、どう思ったのか、どう行動したのかを知ることができるよう、工夫をしています。とはいっても、ページのシェア数など教えてくれないメディアさんが多いのは現状です。本当は洗いざらい教えてくれた方が、次回実施しやすいんですけど・・・

あと指標ではないのですが、新しいことが分かった、知らなかった人に認知してもらえた、など、これまでのアプローチだったら出会えなかった方との接点や、表現方法が発見できた場合は成功だと思っています。

―なるほど・・・質のレポートティング部分に関しては工夫して参りたいと思います。今のお話と少し繋がるかと思うのですが、タイアップの抱える課題も教えていただけますか？

そうですね、まさに今お話した話の繰り返しになってしまうのですが、どれだけの人に届いたのか、というのはPV数を見ることで多少測ることができます。でも、それでユーザーはどうだったのか、という実態が、もっともっと見えるようになればいいなと思います。たくさんの方が読んでくれて、みんな興味持ってくれました、というところまでは辿り着けたとして、その先の行動を促せているかどうかが、どうしてもなかなか見えづらいところ。ロート製薬はリアルな店舗で購買してもらうビジネスが主流なので、通販会社さんと違って、求める結果が Web内だけでは完結しないので、そこはぜひ知りたいところです。




～～インタビューを終えて～～
インターネット広告媒体費のうち、運用型広告の割合が年々高まっています。電通総研の調べによると、2013年から2015年にかけて毎年120％以上の伸び率で売上を伸長させています。では、マーケッターはそれ以外の所に目を向けてないかというと、そうではありません。それぞれのアプローチを総合的に活用し、商品の良さを多様化する消費者に合せて、工夫しながら伝えています。タイアップはその中で、商品理解の促進だけではなく、新たな消費者との接点を作りや新しい商品魅力の発見にも期待頂いている事がわかりました。

メディアとしてタイアップの価値を高めるために、
①    ユーザの価値観を理解し、それにフィットする商品の魅力を独自の視点で発見すること
②    その商品の魅力を、コンテンツに馴染む形でユーザーに伝えること
③    読者の認識・行動がどのように変化したかを追う工夫をすること
を意識しながら、クライアント⇔読者の架け橋になることが求められています。

楽天としてメディアタイアップを通して、新たな消費者との接点や、新たな商品魅力の発見に努めて参りたいと思います！
ご協力下さいましたロート製薬株式会社様、誠に有難うございました。

■ロート製薬様　楽天WOMANタイアップページはこちらから
http://woman.infoseek.co.jp/news/bodycare/woman_20151124_03

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