変化するデジタル広告業界
GDPR(一般データ保護規則)やCCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)など、各国で様々な法規制が施行されたことにより、サードパーティーCookie規制を始めデジタル広告業界が変化しています。データは蓄積したり活用したりできますが、売買はできません。連携、共有、広告という考え方はできないのです。この点を理解していないと、多くのアドテクノロジー会社や事業主様も、従来行ってきたマーケティングや広告活動ができなくなるでしょう。
約1.7兆円に成長したインターネット広告媒体費のうち、約3分の1をディスプレイ広告が占めています。ターゲティング、リターゲティング、リマーケティングという領域で、ビジネスモデルや手法を変更しなければならないタイミングが、今訪れていると考えています。
楽天は1億以上の楽天会員とそれに基づく楽天IDを保有し、70を越えるサービスを展開しています。その「楽天エコシステム(経済圏)」では、ユーザーとの様々なタッチポイントを持っているため、それらのデータを活用してユーザーを可視化することができます。
変化するデジタル広告業界の中で、楽天は、皆様に「楽天エコシステム」にどのように携わっていただくか、どうすれば広告に価値を提供できるかを考え、様々なデータを蓄積しています。しかし楽天だけですべての情報を網羅できるわけではありません。そこで現在、オフラインでも新たなデータを蓄積するために様々なパートナー様と取り組みを進め、ビジネスを作っています。