アドバタイジングウィーク・アジア 2016 セミナー
2016年5月31日~6月2日の三日間に渡り東京・六本木で開催された「アドバタイジングウィーク・アジア 2016」の初日、
弊社執行役員 兼 楽天技術研究所代表の 森 正弥 がセミナーを開催しました。
【コラム】Advertising Week Asia 2016 セミナーレポート
「AIが拓く、情報個人主義時代のマーケティング」
◆「アドバタイジングウィーク・アジア 2016」とは
世界最大の広告関連イベントで、米国、欧州につづき、今年日本に初上陸。
広告業界のトップによるスピーチやセミナー、ライブイベントなどが行われる「Advertising Week Asia」のテーマは、「熱狂を作り出す~‘Creativity excites industries」、「広告業とは何か」を改めて考える広告業界の祭典です。
◆「AIが拓く、情報個人主義時代のマーケティング」
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森 正弥
楽天株式会社 執行役員 兼 楽天技術研究所代表
先日プレスリリースをした「そら楽」の取り組みにおいて、ゴルフ場コース内でのゴルフ用品や軽食、飲み物などをゴルファーにデリバリーするというとてもユニークなサービスにて、ドローンの着陸に楽天技術研究所の画像認識技術が活かされています。
セミナーでは、楽天が携わるEコマースをはじめとした70以上の多様なサービスにおいて、人工知能の活用場面を考える際には、スマートデバイスの登場と人類の進化が大きく関係すると話し、「顧客理解・マーケティング」と「オペレーション・コスト最適化」の2つの活用側面において今後人工知能を活用しなければ、情報個人主義時代のマーケティングにおいてとても難しい局面に来ていることを示唆しました。
さらにセミナーの後半では、人工知能にまつわる未来の需要予測から楽天における実際の取り組みを紹介、楽天グループサービスにおける楽天会員の膨大なデータから季節性・イベント等を加味した商品販売量の予測などを提唱し、
「人の知と機械の力を統合する新しい関係の時代を迎えている」と語りました。
130名の収容が可能だった会場も「満員御礼」、大盛況のなか終了し、加速するIoT 時代のプロモーションにおいて、AIによるマーケティング変革の可能性に関して、多くの関係者に関心が高いテーマであることを改めて感じることが出来る機会でした。
◆<楽天技術研究所について>
インターネットの未来を創造する、学生を支援する楽天技術研究所の産学連携楽天は、インターネットの未来を予測し、新たなテクノロジーを創出するための研究機関「楽天技術研究所」を2005年に設立しました。
楽天技術研究所は、研究者たちの専門性・嗜好を活かした活動をサポートし、楽天という枠を超えたインターネット全般における先進的技術を革新的サービスにつなげる研究機関です。
その一環として産学連携を強化し、インターネット企業としてのアカデミックな知識や人材との新しいコラボレーションを実現するための活動に積極的に取り組んでいます。
◆THE LECTURER
講師紹介
森 正弥
Mori Masaya
楽天株式会社 執行役員 兼 楽天技術研究所代表
1998年、アクセンチュア株式会社入社。2006年、楽天株式会社入社。現在、同社 執行役員 兼 楽天技術研究所代表として東京、NY、パリ、ボストン、シンガポールの世界5拠点のマネジメントおよびAI・データサイエンティスト戦略に従事。情報処理学会アドバイザリーボードメンバー。 企業情報化協会 幹事およびビッグデータ戦略的ビジネス活用コンソーシアム副委員長。2013年日経BP社 IT Pro にて、「世界を元気にする100人」に、日経産業新聞にて「40人の異才」に選出。著作に「クラウド大全」(日経BP社, 共著)、「ビッグデータ・マネジメント」(NTS社, 共著)、「ウェブ大変化 パワーシフトの始まり」(近代セールス社)がある。
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