6月8日・9日に東京・六本木で開催された「宣伝会議インターネット・マーケティングフォーラム2016」において、
「ECサイトのメディア価値 その真の活用方法とは」と題し、ECサイトの現在とその活用方法について講演した内容の第三回!
今回は、楽天がECサイトとして、メディアとしてどのような役割を果たしているのか?
講演時にも最も注目されていた具体的な活用方法についてお伝えいたします。
(進行)向谷:ではここからはどうやって知ってもらうか、どうやって買ってもらうか、といった際に、楽天がECサイトとして、メディアとしてどのような役割を果たしているか、現状の取り組みを含めて高山のほうからご紹介したいと思います。
高山:我々はユーザの購入プロセスまでのタッチポイントを調査しましたところ、ユーザが商品の流行を知ったり、購買まで様々なプロセスがあるなかで、ECサイトにおいては特にカスタマージャーニーの上流にあたる部分で、商品の流行を知るであったり、商品を知るであったり、商品の情報を集めるといったことに関しては、ECサイトでは6割以上のユーザが訪れていることが判っています。従来は「EC=購入する場所」と考えられていたのですが、昨今状況は変わっていましてユーザはデジタルのタッチポイントとしてECサイトの役割が非常に大きなものになっていると捉えています。楽天市場としても、商品の認知拡大のお手伝いをしながら、情報発信の場としてもコミュニケーションが出来ていると思っています。あわせて商品認知~意思決定~購買まで、楽天市場をプラットフォームとして提供できる、といったことが調査から判っています。