6月8日・9日に東京・六本木で開催された「宣伝会議インターネット・マーケティングフォーラム2016」において、
「ECサイトのメディア価値 その真の活用方法とは」と題し、ECサイトの現在とその活用方法について講演した内容の最終回!
3M様と楽天の取り組みの総括、楽天市場のメディア化における需要創出について。
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【コラム】宣伝会議インターネット・マーケティング・フォーラム2016講演レポート「ECサイトのメディア価値 その真の活用方法とは?」 最終回
楽天マーケティング講演「ECサイトのメディア価値-その真の活用方法とは」
(写真左より)
弊社 アドソリューションズ事業 事業企画課 シニアマネージャー 向谷 和男
弊社 アドソリューションズ事業 アド事業部 プラットフォーム事業開発課 シニアマネージャー 高山 匡行
スリーエム ジャパン株式会社 eコマース プロジェクト部 プロジェクト部長 福永 努 氏
スリーエム ジャパン株式会社 eコマース プロジェクト部 eコマース セールスグループ セールス&マーケティング マネージャー 佐藤 尚樹 氏
3M佐藤氏:今後の展望と言いますか、ひとつの戦略の話になりますが、従来のマーケティングが目指すところで、露出をして単純に認知度を捉える販売促進をしていきましょうというのが従来だったと思うのですが、実際、楽天マーケティングでもこの手の依頼が多かったのではないでしょうか?
高山:楽天市場でメディア系を考えると、露出やトライアル、認知といったメーカーさんからのイメージが強いのではないかと思っていたなかで、実はいろいろなバリューを提供できると思っています。先程の話にありましたブックマークなどはエンゲージメントを向上させるための施策であったり、楽天市場は店舗様が沢山いらっしゃるので、プラットフォーム「楽天市場」の中で店舗様とどう関係を強化していくかとか、楽天のビックデータを活用して、外部の集客を如何にしてもってくるのかといったことも含めて、あらゆるものをプラットフォームとしてご提供できますので、「ECのメディア化」としてお話が出来るものだと思います。
向谷:われわれもプラットフォームということを強く意識していく中で、楽天IDというユーザを管理していくIDを活用していく上で、顧客育成であるとか、商品理解とコミュニケーションであったりとか、単に物をどうやって売っていこうか、というだけではなくて、商品を知ってもらうところから、理解させたり、買ってもらうところまで一連のプロセスを楽天市場というプラットフォームのなかで、そのなかでメディアとしての活用があるというところがある。おそらく数年前と比べてECサイトをどう活用していこうかということを、取り組みとして考えて、今日はメーカーの皆様も沢山いらっしゃると思いますが、従来デジタルマーケティングをしましょう、というと検索のサイトの広告であったり、SNSであったり、あるいはブランドサイトはどうしようといったその中のひとつにECサイトをどう活用していこうかといったことも、是非加えていただければと思っています。
今日事例としてお話したことも生きてくると思っています。
それでは、最後に一言ずつお話をいただければと思います。
佐藤氏:今回のプロモーションを通して、われわれが徹底的に考えたのが、ショッパーのインサイトとビヘイビアです。ショッパーがどういう購買をするか?どういうインサイトを持っているか?を考えた上でプロモーションを設計していますので、あとは小売店様との泥臭い現場のセールス活動が重要と考えています。
高山:楽天市場は決して押し売りではないと思っています。消費者が買いたい物を欲している中で、ECサイトの役割は非常に重要だと思っています。楽天のプラットフォームとしてタッチポイントを多く提供できるので、きっとメーカーの課題に対しても答えることが出来ると思っています。今後の取り組みをより強化していきたいと思っています。
福永氏:根底にあるのは、「この商品どこで売っていますか?」といったお客様の質問を受けなくなることです。お客様がどこでも簡単に3Mの商品を使える場所を創る。それを達成する為に楽天さんの力を借りて、SNSや自社のオンラインストアがそれぞれどのような役割で行うのか考えていきたいと思っています。横の連携を強化して、それぞれの場所でメーカーとしてどういったメッセージを出すべきなのかきちんと考えていきたいと思います。
向谷:今日お伝えしたかった大事なポイントは、ECサイトは必ずしも物を売るだけの場ではなくて、消費者とコミュニケーションを取れる場であるというのが大きなポイントであります。
それを実現させていくためにも、情報がきちんと流れていく環境を作る必要がありますが、それを実現する際に、プロモーションの担当者だけが孤軍奮闘しているのではあまり意味が無く、販売との連動が非常に重要だと考えています。営業活動を含めて全体をどうデザインしていくのか、このプロジェクトをどう進めていくのかということを、我々のようなプラットフォーム事業者とコミュニケーションを深めて頂くことが非常に重要だと考えています。いずれにしても、感覚的にやるということではなく、取り組みにおいてはデータの提供も致しますので、そのデータを診ながら改善を続けて、次のステップへ進めて行くということも大事です。
総括して今後も楽天市場をメディアとして活用していただく機会として、今後も是非検討いただけたらと思います。
以上、全5回に渡ってお伝えした「ECサイトのメディア価値 その真の活用方法とは」。
掲載後、多くの反響、お問い合わせを頂いています。今後もクライアント様の課題解決、価値向上に向け一緒に取り組んで参ります。
下記まで是非お問い合わせください。
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