前回は、そのデータを用いた楽天DSPが売れている業界や今後の展開に関して書かせていただきました。今回は、困っていること、最近多く寄せられている問い合わせについて書かせていただきます。
前回のコラムでも書かせていただいた通り、楽天DSPの特徴は、楽天会員(累計)1億1,650万人※の登録情報や実際の行動(閲覧/購買/サービス利用)を基にしている為、推測ではない確かなデータを保有していることで可能になる、楽天ならではのターゲティングになります。楽天DSPとしては豊富なデータを保有していることを強みとしてセールスをしてきて、おかげさまで売上げは昨年12月に過去最高を達成いたしました。
【コラム】今さらながらのDSP~最近多く寄せられている問い合わせについて~
好評のDSPコラム第四弾!「楽天さんってこんなデータ持っていませんか!?」に楽天DSPが答えられることとは?
皆様に注目されていく中で、順調に売上げも増えております。そんな中で、以下のようなお問い合わせを受けることが多くなってきました。「楽天さんって、●●●で△△△のようなデータ持っていたりしないでしょうか?」
データをセールスポイントにしているので、そのような問い合わせを受けた際にも、ボリュームを多く出せるターゲティングであれば喜んでお受けするケースがあります。(※このような媒体資料に無いカスタマイズされたターゲティングをご検討の際は、まずは弊社営業迄ご相談ください。)ただ、弊社側に最近お問い合わせをいただく中で増えていることが、ニッチなターゲティングの(これ自体は悪いことではありませんが)対応可否になります。
確かに楽天は豊富なデータを保有しております。ただ、楽天のデータはニッチなターゲティングだけに対応するためではなく、セグメンテーションをうまく作るためだとお考えいただきたいと思っています。
セグメンテーションとターゲティングの一般的な違いは、例えば「男女に区分し、男性に対してAの広告を配信する、女性の場合はBの広告を配信する」という場合、「男・女の区分」がセグメンテーションであり、「男性にAの広告を配信すること」がターゲティングとなります。(楽天の場合、ここで例としてあげさせていただいている「男性」というターゲティングがすごくニッチなターゲティングであることが増えています。)
楽天としても、セグメンテーションに対してまだまだうまくお客様のニーズにこたえられていないと思っています。特にDSPという分野で、楽天DSPを差別化していく中で、我々もターゲティングのみを推していく形になってしまっているのは事実だと思います。
目に見える分かりやすいアプローチの手法がターゲティングかと思いますが、それだけでは(DSPなどの)市場自体も小さく、また当たり前のものになっていってしまう可能性があります。早く、ターゲティングだけでなくセグメンテーションという考えを取り入れられるような提案ができるように、楽天DSPというプロダクトを進化させていきたいです。
次回は、事例を紹介させていただきたいと思います。
長文ありがとうございました。
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◆著者プロフィール
繁山 俊夫
Toshio Shigeyama
楽天株式会社 アドソリューションズ事業
プロダクトプロモーション部
ネットワークソリューショングループ
楽天DSPチーム チームリーダー
2008年メディアレップに入社 その後インターネット広告の営業やメディア開発に従事
2013年楽天に転職し、同年の楽天DSPのローンチに尽力
現在は楽天データを生かした楽天DSPのトレーディングデスクの組織構築に従事
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