本年より事業長を拝命いたしました林でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
これまで私たちアドソリューションズ事業では、楽天の持つメディアやサービス、データを活用した広告ソリューションを提供してまいりました。また、さまざまな生活シーンに応じた特化型メディアを運営し、ユーザーとの接点を作り出してきました。2017年はとりわけデータ活用の重要性がますます高まってくるのではないかと考えています。
デジタル広告の分野は今、大きな転換期を迎えており、そのビジネス環境は劇的に変化しつつあります。ユーザーは多様なデバイスを使い、数多くのメディアを通じて、さまざまな情報に日々接触しています。こうした潮流の中で、私たちアドソリューションズ事業にとって最大の武器は、楽天が持つビッグデータです。
楽天グループ全体が展開している広告ビジネスにおいてコアとなるのが、1億を超える楽天会員IDと、そこにひもづけられるさまざまな属性データです。これには、他の一般的なインターネット企業が持つデータとは異なる3つの大きな特徴があります。まずデータ量が膨大であること、そのデータがeコマースにひもづいているものであることから、アプローチしたいある購買行動パターンを持つ集団がどの地域に住んでいるかなどの属性情報が非常に正確であること、そして、個々のデータが具体的な消費に結びついているということです。これら3つの特徴を組み合わせて、広告主様の個々のニーズにこたえる最適なソリューションを提供していくことが、私たちのミッションです。
楽天は、ビッグデータをコアに据え、eコマースをはじめ、金融、新規事業への投資、そして広告といった領域に注力しています。アドソリューション事業としても、楽天グループの持つさまざまなアセットを活用し、世界トップクラスの広告ビジネスを築き上げていくことに挑んでまいります。
本年も、広告代理店の皆様、広告主の皆様へ、新たな価値を提供していくべく取り組んでまいりますので、引き続き皆様のご支援・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
楽天株式会社
アドソリューションズ事業 事業長
林 正樹