6月8日・9日に東京・六本木で開催された「宣伝会議インターネット・マーケティングフォーラム2016」において、
「ECサイトのメディア価値 その真の活用方法とは」と題し、ECサイトの現在とその活用方法について講演した内容の第四回!
今回は、楽天市場を活用して行った3M様と楽天の具体的な取り組みについてご紹介します。
(進行)向谷:楽天の中で様々なキャンペーンを行ったりしているが、全体で考えていく際にどこでコミュニケーションを取って、どこで物を売っていくか。最後に、具体的にECでどういったことをやっているのか?佐藤さんからお話いただけますでしょうか?
佐藤氏:一例ですが、楽天市場は国内最大のビジターをもっておられるので、3Mとしては一大メディアとして捉えています。今年の3月~4月に「ブックマークキャンペーン」という企画を実施しました。キャンペーンは、シンプルにお気に入り登録してもらえたら楽天スーパーポイントを付与する、要はリピート購入を促進するキャンペーンを実施しました。
我々がどのようにキャンペーンを成功させるかと考えたところ、23のビジネスユニットに対して、その倍以上の製品カテゴリがありまして、これらの製品カテゴリを楽天市場においてどのようにして最大化させていくのか考えました。
結果として、そのカテゴリ毎に強い専門店様をピックアップして、タイアッププロモーションを行いました。また楽天市場の専門店様はそれぞれロイヤルカスタマーを持っているので、3Mとしてもそのお客様を捕まえられることがポイントでした。
あとは新規ユーザをどうやって増やすのかという点は、楽天市場のTOPページでバナーを貼っていただき、また各専門店様にも同様にバナーを連携して貼らせていただきました。
そしてブックマークした新規のお客様もリピート化させることで、新規と既存、この一連の流れをキャンペーンで実践することが今回の狙いでした。
引き続きキャンペーンが終了した後も、各専門店様とタイアップしてこのように「楽天スーパーDEAL」で3M製品の認知をあげていく活動を行っています。
高山:いまご紹介いただきました高ポイント還元サービスの「楽天スーパーDEAL」は非常に即効性がありまして、一時的に売り上げがあがる仕組みになっています。これによってユーザによって商品のレビューが書かれ、楽天市場の中で商品に対する動きが出き、最終的にエンゲージメントに繋がって参ります。先程ブックマークというお話をいただきましたが、楽天はECとしての受け皿を持っているので、3M様とこうした取り組みをさせていただいています